日本政府観光局(JNTO)によると、2018年2月の訪日外国人数は前年同月比23.3%増の250万9000人で、昨年よりも40万人以上上回るもので、2月としては過去最高記録を更新した。韓国に次いで多い中国は前年同月比40.7%増の71万6400人で、2月として過去最高を記録。昨年は1月末にあった旧正月(春節)休暇が今年は2月中旬となったことに加え、好調なクルーズ需要や査証発給要件の緩和に伴う個人旅行(FIT)の増加により、訪日者数は前年同月比40%を超える高い伸びを示した。また、3月下旬から5月上旬まで桜の花見シーズンに、60万人の中国客が訪日すると見込んでいる。それでは、桜の花見を目的とした訪日中国人はどこに向かうのか。

出典:日本政府観光局(Japan National Tourism Organization)

 

東京、京都、大阪の花見スポットは人気が高い

春のわずかな一瞬しか見ることが出来ない桜は、中国人観光客にも人気がある。なかでも、中国人向けのSNS上に書き込まれた発言やアップロードされたデータによると、日本で一番見たい観光スポットは”和”の情緒が感じられる「京都」の桜で、「桜」と「寺社仏閣」の鮮やかな対比が、中国人を含めた外国人観光客にとって、こころ安らぐ風景だからという。 

「きっと観光客が多い」東京や京都など有名なスポットよりは…

近年、花見時期に訪日する中国人は観光客が多い場所を避けていると言われるが、その傾向は今も続いている。さらに、北京や上海など沿岸の都市部に住む中国人は日本の地方へ、内陸部の地方に住む中国人は日本の都市部へと、動きがクロスする傾向が顕著に出始めているという。

特に、中国の都市部から日本の地方都市に行く場合、有名な場所よりも「知る人ぞ知る」といった隠れた名所を訪れたいという「通の中国人」が増えているとみられる。

個人旅行(FIT)の増加で花見する所が広がる

昨年、日本政府による中国人へのビザ発給要件が緩和されたことから、日本への旅行は団体よりも自由度が高い個人を選択する人が増えてきた。また、発給できる対象都市も北京、上海、広州の居住者から始まり、徐々に内陸部へ段階的に範囲が広がっている。海外旅行の経験者は北京や上海を筆頭に、内陸部へ行くほど少なくなるという点から、中国都市部の人々はすでに東京や京都を十分満喫し、「観光客の少ない所で桜を見ながら、お酒を飲んでゆっくりと過ごしたい」と、興味がより日本の田舎へ広がっている。一方、内陸部の人々はまだ経験が浅く、日本の都会でやってみたいことは多く、有名な花見スポットで、桜を写真に撮ってSNSに載せ、思う存分買い物をしたいと言う気持ちが強いのだと考えられる。

昨年花見シーズンに日本を訪れた中国人観光客もダントツに多かったが、2020年の東京オリンピックに向け、今後さらに盛り上がることが予測される訪日中国人向け、日本商品は大きな可能性を秘めているといえるだろう。

写真引用元;新浪微博

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