春節とは旧暦の正月のことです。中国で最も大切な伝統的な祝日(旧正月)であり、新暦の正月に比べ盛大に祝賀され、中国では数日間の祝日が設定されています。

2019年は2月4日(大晦日)の月曜から2月10日日曜までの7連休、その中三日間(2月5日~7日)だけが休日に制定されています。旧暦の大晦日と三が日を含み7連休になります。

春節は4000年以上もの歴史があります。春節が近づくと人々は年越し用品を買い、大晦日には家族みんなそろって夕食を食べます。そして吉祥とおめでたい気分を表す絵や対聯(「ついれん」といい、おめでたい言葉を赤い紙に書き、門や入り口の框に貼るもので新年を祝い邪気を払う言葉を書く)を掛けたり、生き生きとした植物で部屋を飾ったりして新しい年を迎えます。餃子と餅など、盛りだくさんな食べ物が食卓に並びます。街の至る所が飾り付けされ、爆竹が鳴り、互いに新年の挨拶を交わし、龍と獅の踊りや縁日が行われます。

 

そして近年は、春節にあわせて海外旅行に出る人が増えつつあります。旅行先に日本を選ぶ人も多く、2018年2月の春節には中国人インバウンド客の数が、約71万6,000人を記録しました。そして2018年1月から3月までの消費額も、中国人だけで約4,391億円を突破するほどです。中国人観光者の習慣、好みを尊重しながら、様々な対応方法、サービスをより強化することが求められます。訪日中国人にいかに楽しく快適にスムーズに旅行を楽しんでもらえるのかで、満足度は大きく変わります。それと同時に日本文化の体験、日本ブランド、日本商品の魅力を前面に押し出していくことで集客率・売り上げアップが見込めます。

とはいえ、春節の期間や風習、具体的なインバウンド対策は、なかなかわかりにくいです。来日中国人観光客に対する満足度調査の結果より、旅行先を選ぶ際「口コミ・レビュー」をもっとも重視しています。その次に、「安さ・お得さ」などの情報からの影響も受けやすいとの結果がわかります。

そもそもなぜ口コミを重視するかを考えるには、まず最近の訪日中国人観光客の特徴を知ることが必要です。訪日中国人旅行者が閲覧した中で役に立った情報は?という調査では、KOLのブログが一番で、次にクチコミサイトの順になっています。インバウンド対策にもクチコミを利用したマーケティングが有効です。

そんなクチコミ情報の中で中国人が初めに頼るクチコミが「朋友圏」です。これは、同等の学歴や経済力がある友人・知人のグループで助け合うための絆が強いグループです。あるいは周りの家族。誰かが商品を買ったり旅行に行くと、その情報をすぐにSNSで共有し拡散します。 これらの情報が蓄積され、グループ以外の人が検索して知りたい情報を得るというサイクルが中国にはあります。そのため、最近多くの日本企業は中国人・中国女性による口コミ拡散手法を活用しています。春節や夏休み商戦を狙って、その前から口コミ拡散による施策をうまく活用していたそうです。

美ママ協会は2018年12月にリリースしたWeChat上で利用できる「Meilimama-美丽赏」(ミニプログラム)は、中国女性の実体験を元に、商品の口コミ拡散をより早く、広く、深く中国人の中へと浸透させることが目的です。数十名から1000人以上のサンプリング体験口コミ拡散が可能です。

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