美ママ協会は先日、ソーシャルバイヤーとして活躍している中国女性数名と会談し、買い付けの動向や日本の商品に関する見解について深く交流してアンケート調査を行いました。

ソーシャルバイヤーとは?
最近よく耳にするソーシャルバイヤーという言葉。ソーシャルバイヤーは一体何者でしょうか?

ソーシャルバイヤーとは、本国にいる消費者の代わりに海外の商品を購入し、転売して利益を得る人たちのことです。主に購入手数料を収益にしている人のことを言います。
美ママ協会のフォロワーの中では、主婦業や学生の傍ら、小遣い稼ぎのために、ソーシャルバイヤーを始める方は少なくありません。彼女達はそれぞれが持っているwechatのモーメンツ上や微店,淘宝店で日本の様々な商品情報をシェアし、販売するのはほとんどのスタイルになります。
日本にいるソーシャルバイヤーからの情報拡散によって、爆売れとなり、日本の店頭から商品が消えるケースも少なくなかったです。

「主な買い付けジャンル,場所」
第1位は美容関連商品(スキンケア商品、メイクアップ、美容家電製品)、その次は生活に関連する日用品やサプリメントや医薬品になります。
買い付け場所は、ドラックスドア、デパート、家電量販店、スーパーマーケットがメインになりますが、中には直接にメーカーや問屋から下ろしている方もいらっしゃいます。

ソーシャルバイヤーの実態、商品の買い付けジャンルや販売ルート、集客方法などについて

「商品の販売ルート」
販売ルートはどれぞれ個人が保有しているwechatがメインになります。Wechatのネットワークをうまく利用して、商品情報拡散しているそうです。
それからwecaht上の微店や淘宝店などでも同時に販売されている方が多いです。wecaht Payやアリペーの決済がすごく便利なことから、商品代金のやりとりが楽だということです。

「どのように集客しているのか?」
ほとんどの方は、wechatのネットワークを利用し、知人に紹介してもらったりといた口コミ拡散によって集客していました。
Wecahtからの口コミ拡散を大事にしているそうです。

「売れ筋商品や人気商品の情報などはどのように収集しているのか」
ソーシャルバイヤー達は、日本の美容関連ホームページを見たり、店頭での紹介や店員の話などから新商品の情報や日本で売れている商品を探します。逆パターンで、中国で流行っているアプリ「小紅書」や「Weibo」を利用して、中国で流行っているものや有名人が推薦しているものなどを検索し、インフルエンサーや口コミ拡散の力を借りて、宣伝しているそうです。

「電子商取引法」に関する見解
最近ソーシャルバイヤーの間で今最も敏感な話題は、2019年に中国で実施される新しい「電子商取引法」。これまで比較的自由に商売が出来ていたソーシャルバイヤー達も営業許可が求められ、納税義務が生じることとなります。営業許可については、商品の買い付け国と中国の双方での取得が必要となり、食品関連では食物流通許可証の取得が必要になり、これらを無視して販売した場合、最高で50万元の罰金が科されることになります。
この制度について、ソーシャルバイヤーは、今までのように簡単に販売することが難しくなると予想される一方、代理購入してほしいというニーズがあるため、皆さんは今すぐにやめることを考えていない、法律が実施されてから様子を見て、営業許可書の取得やきちんと納税することなどで、ソーシャルバイヤーを続けていきたいと考えているようです。