中国のCNNIC『中国インターネット発展状況統計報告』は昨年末、中国のインターネット利用人口は2017年末に7.1億人であり、なかでも女性の利用者数は3.34億人であると発表した。インターネット利用者数全体の半分しか占めていないが、女性のインターネット利用による経済への役割は50%を越えていると言われ、女性をめぐるビジネスにも深く影響を与えているという。
統計データによると、25歳以下のネットユーザーで女性比率が38.7%。25歳、またはそれ以下の者は中国で「90後」、「00後」と言われ、彼らの成長・生活環境は幼いころからすでにインターネットの影響を受けていたことにより、「ネット原住民(以下を“原住民”に略)」と呼ばれている。「原住民」はネットユーザーの三分の一超を占め、それに27%の「85後」を加え、30歳以下の女性ネットユーザー総合比率は66%で、女性ユーザーの若年化が進んでいるとみられる。
女性ネットユーザーの地域分布
女性ネットユーザーの80%は35歳以下が多いことを示している。
一級都市(北京・上海・広州・深セン・天津)の中で、広州と深センの女性ネットユーザーが一番若い。特に25歳以下のネットユーザーは他の都市と比べると群を抜いて高い。
それに比べ、北京・上海における「熟女」(26〜35歳)の割合が高い。
女性ネットユーザーのシルエット
シルエット1:「美しさ」こそが人生である
周知のように、「美しさ」を追い求め続けることは女性にとって自然なことである。歳を重ねるにともない、「美しさ」を保つ願望が強くなってくる。統計によると、年をとればとるほど、「美しさ」に対する消費が高まり、特に36歳以上の女性ネットユーザーは「スキンケア」を重視していることが分かる。
シルエット2:初めての変化―—「学生」から「社会人」へ
19〜25歳は女性にとって初めての社会的身分の変化を経験する。わずかの時間で彼女たちは「学生」から「社会人」になり、それから「結婚」、「出産」など多くのステップを経験する。スマートフォンアプリの利用状況からみると、この段階にいる女性ネットユーザーが持つ趣味のほとんどが「無難な」ものである。
シルエット3:二度目の変化―—「ママ」は女性にとって最も重要な役割
「母」になることは女性にとって人生で二度目の変化になる。データから見ると、出産可能年齢範囲内の女性ネットユーザーはマタニティ・ベビー類のアプリに興味を示している。一方で35歳以上の女性が教育関連のアプリに関心を持っている。これらは「ママ」という役割は女性の生活にすくなくとも20年の影響をもたらすと見られる。
データ・写真4引用元:【友盟+】
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