中国メディアの毎日経済新聞は19日、中国国家統計局の発表を引用し、中国の2017年の出生人口と出生率がとも減少したと伝えた。

 

中国国家統計局は20日、中国の「二人っ子政策」が昨年、「著しい成果」をあげたと発表した。同局関係者李氏の話によると、2017年第二子の人口数が前年度比162万人増で883万人に上昇し、第二子の出生人口が全体の51.2%に達し、2016年より11%上昇したという。

毎日経済新聞の記者は、これは2016年「二人っ子政策」を導入して以来、初めての第二子の出生人口数が第一子を上回ったことになると伝えた。

つまり、出生人口の減少は、第二子の出産適齢期の夫婦が第二子を産む意欲が足りないというのではなく、そもそも第一子をまだ産んでいない夫婦が多いことが明らかになった。

中国国家統計局は18日、『2017年中国経済運行状況』を公表し、2017年中国の出生人口が1,723万人で、出生率(人口1,000人あたり)が12.43%であったとも伝えた。

毎日経済新聞の記者は、全体の傾向から見ると、2016年の出生人口が1,786万人で、出生率12.95%であったのに比べ、2017年の出生人口と出生率が小幅に減少したと指摘した。

2017年における中国の第一子の数は前年度比249万人減で724万人。第二子は前年度比162万人増で、第一子の減少とともに、第二子の数が明らかに上昇したという結果になる。第二子の出生人口の増加はある程度、第一子の出生人口減少を緩和することになり、生産年齢人  口の構造を改善し、人口の均衡発展を促進すると見込まれる。

 

第一子出生数減少は多要因

なぜ2017年に中国の第一子の出産が減少したのか?

これに対し李氏は、「中国の生産年齢人口構造の変化により、適齢期女性の人口は年々減少の傾向にあります。2017年出産可能年齢の女性人口は2016年に比べて400万人減で、なかでも20〜29歳の出産適齢期の女性人口は約600万人減少しました。経済発展にともない、中国女性の初婚年齢や出産年齢がどんどん遅れていき、これらの要因により2017年の第一子の人口減少に繋がったと思います。」

中国の国家衛生計画出産委員会関係者である司氏は18日、人々の出産意欲と出産行為は経済の影響を受けやすいと指摘している。調査によれば、子どもを産みたくない理由としては、経済力が十分でない、仕事と育児の両立にストレスを感じるからなどが挙げられている。

目下、中国のこれからの人口発展動態に対し各界が注目している。長期にかけて実施してきた「一人っ子政策」を背景に、一部の専門家は、中国のベビーブームはすでにピークを迎えているかもしれないと危惧している。彼は、人口出生率の減少は将来経済の発展に悪影響を及ぼし、社会保障にも衝撃を与える可能性があると指摘している。

これに対し、同委員会の関係者からは、これからの中国の出生人口への観測と予測を行い、人口発展戦略研究を強め、出産政策および関連する経済政策と連携し、人々の出産や子育てを支援し、人口の均衡発展を促進していくと伝えた。

写真引用元:新浪微博