中国はもともと日常的に化粧をする習慣が薄く、まだ日本のように「化粧は身だしなみの一つ」と考える国ではありません。近年でこそ経済の発展や女性の社会進出に伴い、「化粧をする」という行為が若い世代を中心に浸透しつつありますが、メイクやスキンケアに対する考え方にはまだまだばらつきがあります。
その中で、今回は「95後」(1995年以降生まれ)世代の女性にターゲットを絞って、彼女たちのスキンケアやメイクアップに対する考え方を調査いたしました。21歳〜25歳を中心とした26人の「95後」世代の女性にオンラインインタビューを行い、彼女たちのリアルな声をお届けします。
彼女たちにとっての何よりの必需品はまず口紅です。多い人では30本以上の口紅をコレクションし、お出かけの時には必ず持ち歩くという人も少なくありません。ファンデーションなどのメイク直し用のアイテムも持ち歩き、化粧直しの意識が浸透していることが伺えます。
一方でメイクアップのみでなく、スキンケアに対する意識も高く、口紅と同レベルで目元のお手入れコスメなどに投資する人も存在します。彼女たちの多くはスキンケアにおいてクリームと美容液を重要視し、それらを用いて毎日欠かさずスキンケアを行う人も存在します。一般的には中国においては日々のスキンケアを億劫に感じる人は多く、スキンケア自体週に数回しか行わないという人も少なくありません。美容パックを使ってのケアも滅多に行わない人が多いという中で、今回インタビューした「95後」の女性たちの多くは自分の肌質に合わせて美容クリニックがプロデュースしているパックを週に数回使用する習慣がありました。
20台前半という若い世代の彼女たちですが、彼女たちがスキンケアやメイクアップに目覚めたきっかけとして、やはりSNSの存在が大きいと言えます。高校生の頃からSNSを通じてコスメなどの情報収集を行い、そこで得た知識を元に実際のケアに活かしているのです。意識の芽生えが早かった彼女たちはもうすでにアンチエイジングにも意識を向け始めています。
そんな彼女たちが使用するスキンケアブランドですが、中国国産ブランドよりも日本やフランス、アメリカといった海外のブランドが圧倒的に人気があります。化粧をする、スキンケアをする、という概念に目覚めたばかりの彼女たちの心を掴むことのできるブランドは、この先の発展も期待できることとなります。
化粧に目覚める中国人女性たち…彼女たちのニーズをくみ取り、情報収集のルートを把握することは、彼女たちに向けたアプローチを行う上で必須となってきます。当社は日本で最大規模の中国人女性プラットフォームを運営しており、SNSにおいて400万人のフォロワーを有しております。それらを窓口として化粧品を始めとした、日本の優れた商品を中国在住の中国人女性や、在日中国人女性に向けて情報発信することが可能です。そして、彼女たちの価値観や消費傾向の変化をいち早く把握することができます。当社でお力になれることがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
□株式会社LIANBABY(本社・東京都中央区、代表取締役:李 佳霖<リ カリン>)は中国市場に精通するコンサルタント会社です。
□2012年の設立以来、運営事業の一つである一般社団法人美ママ協会は現在(2019年7月)、300万人以上のフォロワーを持つ日中最大規模の中国人女性コミュニティーに成長しました。化粧品メーカー、育児用品メーカー、商業施設、地方自治体などに関する高品質のライフスタイル情報や、メード・イン・ジャパンの優れた商品・サービスを本国在住の中国人女性や在日中国人女性にお届けしています。
□2019年9月に「中国人女性口コミ研究所」を立ち上げ、(1)中国人消費者が商品購入またはリピートに至るまでの戦略策定(2)個別商品の人気/不人気の要因解明(3)しっかりとした情報にもとづく商品開発のご提案(4)新規商品や既存商品のプロモーション方針のポイント策定など全面的なサポート提供に業務の展開をしています。中国人消費者向けのビジネスを推進する業者さま、または弊社の活動全般にご関心をお持ちの皆さまからのご連絡をお待ちしております。