エンターテインメントワンUKが版権を持つ幼児向けアニメ「ペッパピッグ」の日本におけるマスターライセンス権を取得し、2017年10月からアニメのテレビ放送を開始し、2018年春には日本向けのキャラクター商品の販売を開始することを決定しました。
世界170か国以上でアニメシリーズが放送され、世界中の子どもたちを夢中にさせている「ペッパピッグ」のライセンスの市場規模は1300億円にのぼり、ヨーロッパ、北米、南米、中国、アジアに続き、いよいよ日本初上陸を果たします。セガトイズは、キャラクタービジネスを通し、人々に驚きと笑顔をお届けしてまいります。
実は、アニメ「ペッパピッグ」は2015年から中国に進出し、中国国営中央テレビの動画サイトなどで450億回再生され、人気爆発しています。中国のインターネット上では過去数カ月、ペッパの人気が急上昇した。ブラックユーモアがちりばめられたシーンが多く、子供だけではなく大人の受けも良いです。このため、ネット上では、音楽付きバージョンや方言バージョンの「ペッパピッグ」、お笑い動画や、顔絵文字などが次々と投稿された。キャラクターのペッパをモチーフにしたストラップ、ぬいぐるみ、腕時計などの商品が、ネット通販で販売されるようになってきました。
大手企業もその人気に目を付け、ユニクロは「ペッパピッグ」と提携したベビー用Tシャツなどを発売しました。「ペッパピッグ」の版権元はさらに中国の企業と提携して、中国市場でのビジネス拡大を加速させたいとコメントしています。
このような背景の中、一般のクリエイターたちは、それぞれが勝手に他のブランドとのタイアップの夢を見始めました。ネット上では、あるユーザーがシャネルやナイキ、アディダス、シュプリーム、Vansなどのブランドがペッパピッグ関連の商品を発売したと「想定」した画像を投稿したところ、多くのネットユーザーから「まったく違和感なし」と好評を得ました。
10代後半の視聴者たちの間で「ペッパピッグ」のキャラクターのタトゥーシールやタトゥーペイントが大流行。有名人もタトゥーを施した「セルフィー(自撮り写真)」をインターネットに投稿するなど、人気を後押ししました。
定職に就かず遊んで暮らす人を指すネットスラング(中国語:社会人)の代名詞となりました。「ペッパビッグのタトゥーを施し、私は社会人だ」(小猪佩奇紋上身、掌声送給社会人)とのキャッチコピーは流行語ともなりました。スタンプで獲得した知名度に加えて微博やbilibiliなどでの方言吹き替えに始まる 様々なオリジナルバージョンが生まれました。昨年の年末は折からのミニ動画ブームとも重なり、ユーザー数の拡大とともに短期間に大量のインプレッションが発生したことから、プロモーションの相乗効果を得ることができました。
いろんな楽しみと笑顔を提供し、子供の友達である「ペッパピッグ」は半年内でアニメキャラクターから国中誰も知っている広告スターに変身、数百倍以上のビジネス効果を獲得しましたことは中国のソーシャルメディアの発展とは関係していると推測しました。伝統的な広告手段ではなく、話題性を喚起しやすいソーシャルメディアでは一般生活者全員のオリジナルの創造を通し、短期間内にこれほど人気度の高い広告キャラクターを創ったことが業界では最も代表的な案件だと思われます。
美ママ協会は常に中国マーケティグの動向、そして消費者のインサイトとニーズを敏感に把握、洞察した上で様々な企業やブランドに時代性とクリエティブ性の両立したプロモーションを企画し続けています。中国消費者の事を熟知しているからこそ、消費者の共感を喚起できる企画で、ブランディングや消費者のニーズに相応しい商品の紹介を勧められます。中国市場にご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。